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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01日本古謡『さくらさくら』
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どこからか音楽が流れてきました。「あれ? なにこれ?」。「なんか聞いたことある」。「お店とかで流れてるのきいたことない?」。「和風のお店」。「そうそう、和風のお店」。「なんか、着物着たいなあって思う」。「“和”だね」。3人が口々に言います。すると、「するどいなあ、みんな。これは『さくらさくら』という曲やケロ」とブラボーが言いました。『さくらさくら』は「日本古謡(こよう)」といって、昔から日本につたわってきた曲なのです。

scene 02演奏していた楽器は箏
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「ちなみに、演奏(えんそう)している楽器(がっき)はなんやと思うケロ?」とブラボー。「三味線?」、「ギター?」、「琵琶(びわ)みたいなやつでしょ。弦(げん)楽器だけど日本っぽいやつ」と3人。「わかった。お箏(こと)でしょ」としらとり。「そう。今演奏していたのは箏や。今日は特別(とくべつ)にスペシャル映像(えいぞう)でじっくり見てきいちゃうケロ」。そこで、みんなで『さくら変奏(へんそう)曲』の演奏をききます。(演奏:生田流・箏曲宮城会)。

scene 03糸をささえる「箏柱
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演奏(えんそう)をきいた3人。ひなたは、箏(こと)をひいている人がつめに何か白っぽいものをはめていたのに気がつきました。箏をひいてみたくなった3人に、ブラボーが箏を用意します。「大きいねえ!」としらとり。そらは、「なんだろう、これ。塔(とう)みたいな」と、糸をささえている小さな塔のようなものを見つけました。「それは箏の柱、『箏柱(ことじ)』って言うんや」とブラボー。「で、ひくときは、ひなたがさっき言ってた“つめ”みたいなのを、親指と人さし指と中指の3本につけるんやで。さわってええでケロ」。

scene 04“和”の感じには理由がある
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まず、そらがひいてみます。「おー、ちょっと音楽っぽかったよ」。「すごい!」。ひなたとしらとりもひいてみます。「おー!」。「上手!」。しらとりは、「適当(てきとう)に音を出しただけなのに、すでに“和”っぽい感じが出てたよね」と自分でも感心しています。「日本って感じ」とひなた。するとブラボーが、「さっききいた『さくらさくら』の曲も“和”な感じって言ってたけど、日本の音楽って感じがするのには理由があるんです」と言いました。そのなぞを知るためのヒント。「音楽を目で見てみたら、その理由がわかるかもよ。いつものやつ、見てみよう!」。

scene 05日本の音階には5つの音しかない!
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『さくらさくら』の音楽をわかりやすく表した図形楽譜(がくふ)。これを見てそらは、あることに気がつきました。音が出ているところは色がついて、あいているところは音が出ていなかったのです。音が出ていなかったのは、「2ヶ所かな」とそら。するとブラボーが、「音階って聞いたことある?」と聞きました。「知ってる。ドレミファソラシド」とひなた。「そうそう。みんなよく知っている『ドレミファソラシ』。7つの音がある。実は日本の音階は、7つの音から2つぬいて、5つの音しかないっちゅうこと!」。

scene 06音階は音楽の印象を決める大事な要素
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みんなが知っている音階は「♪ドレミファソラシ」ですが、『さくらさくら』の音階は「♪ミファラシド」と5つの音階なのです。「5つの音でひいたら、すっごく“和”な感じじゃなかった? これって音楽のすっごいヒミツなの」とブラボー。ある決まりにそった5つの音の組み合わせだと、日本の音楽のように聞こえるのです。「音階は音楽の印象(いんしょう)を決める大事な要素(ようそ)なんやでケロ」。

scene 07ブラボー音楽実験
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世界には、いろいろな音階があります。その地域(ちいき)特有(とくゆう)の音階を使って、『さくらさくら』を演奏(えんそう)してみます。まず、日本のあの地域。♪………。つづいて、アジアのあの国。♪………。そして、ヨーロッパのあの国。♪………。「ブラボー!」。

scene 08日本の音楽の魅力を感じた!
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音階によって『さくらさくら』の印象がずいぶんかわるのに、みんなおどろいたようです。「5つの音しか使ってないとか、いろんなヒミツを知ることができた」とそら。「お箏(こと)、はじくのがすごく楽しかった」とひなた。しらとりが「箏のほかにも日本にはいろいろな楽器(がっき)があるでしょ、日本独特(どくとく)の。それもやってみたい」と言うと、「やってみたい!」とみんな。「音階のふしぎと日本の音楽の魅力(みりょく)を感じられたかな?」。「イェーイ!」。「ブラボー! 日本語で言うと、あっぱれ、あっぱれ」。

おんがくブラボー
[鑑賞編] “さくらさくら”のヒミツ
「さくらさくら」をきくと、どうして日本の音楽って感じがするんだろう。実はそれにはヒミツがある!そら、ひなた、しらとりといっしょに、そのナゾにせまろう。

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