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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01今日は作曲に挑戦
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モーツァルト作曲『アンダンテ ハ長調』が流れています。「あ~、いい曲だねえ。心があらわれるねえ」。「こういうなめらかな曲っていいね」。「赤ちゃんをねかせてるようなやさしい感じ」。3人ともこの曲が気に入ったようです。すると、あらわれたブラボーが「この曲、モーツァルトが何歳(さい)のときに作ったのでしょうか?」とたずねました。「30歳とかかな?」とそら。「ブブー! 正解(せいかい)はなんと、5歳~!」と言われ、「えーっ!」。3人はびっくり。「ということで、今日はみんなにも作曲に挑戦(ちょうせん)してもらうゲロ」。ブラボーがじゅもんをとなえると、3人の手にリコーダーがあらわれました。

scene 02ソラシの三音だけでせんりつを作る
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「まず、作曲に使うのは、ソプラノリコーダーの三つの音だけや」。そう言われておどろく3人に、「三つの音だけやと思って、あなどったらあかんゲロ。たとえば、『世界に一つだけの花』のある部分。これは、ラシドの3音だけでできてるフレーズや。どうや!」とブラボー。「へえー、三音でもカッコいいね」。みんな、やる気が出てきました。「今日は、ソラシの三音でせんりつを作ってみるゲロ。一人の担当は(たんとう)、一小節(しょうせつ)だけでOK! それを3人でつなげて、せんりつにしてみるでぇ。そら、ひなた、しらとりの順番(じゅんばん)に、ソラシのなかからすきな音を使って自由にせんりつを作ってみて!」。

scene 03作戦その1.演奏順をかえてみよう
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3人はそれぞれせんりつを考えます。「それじゃあ、いくでゲロ」。そら、ひなた、しらとりの順(じゅん)にリコーダーをふきます。「♪ソララ ソララシ ララシソ」。ブラボーは「思いつきにしてはなかなかええやん!」と言いますが、「でも、まだもの足りないような気がする」とそら。ひなたも「曲って感じがしない」と言います。そこでブラボーが、もっとせんりつらしく聞こえるためのひみつの作戦(さくせん)をはじめます。「作戦その1.演奏(えんそう)順をかえてみよう!」。ひなたとしらとりの演奏順をかえました。「それと、最後(さいご)の4小節(しょうせつ)目はみんなで考えて全員でふいてみてや」とブラボー。

scene 04作戦1は「しりとり」だった
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準備(じゅんび)ができました。3人が演奏(えんそう)します。「♪ソララ ララシソ ソララシ シララシシ」。どうやと聞かれ、「ちょっといい感じじゃんって思った」とひなた。実はブラボー、「作戦(さくせん)1は、しりとりをしたんや」と言います。そらが「ラ」で終わっていたので、その次に、「ラ」で始まるしらとりのせんりつを持ってきました。そして「ソ」で終わっているしらとりのあとに、「ソ」で始まるひなたをつづけたのです。「ということはブラボー、さらにメロディーっぽくなる方法(ほうほう)も知っているのかしら?」としらとり。

scene 05作戦その2.山にしてみよう
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「どうしたらもっと曲らしくなるのか、みんながふいたせんりつを、楽譜(がくふ)で見るとわかるかもしれへん」。楽譜を見せて、「どうや。なんか気づかへんか?」とブラボー。そう聞かれ、「ちょっとなんか平らな感じがするよね」としらとり。「ふつうの曲だともっと上がったり下がったりしてるような気がする」とそら。すると、「ええとこに気がついた! 作戦(さくせん)その2.山にしてみよう!」とブラボーが言いました。「そら、君はソララとふいてるやろ。ためしに最後(さいご)の音をシにして、ソラシとふいてみて。しらとりの最初(さいしょ)の音も、シにしてやってみよか。いくでぇ!」。

scene 06せんりつを「山がた」にするとメリハリが
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3人が演奏(えんそう)します。「♪ソラシ シラシソ ソララシ シララシシ」。そらが「さっきよりもりあがりが出た感じがする」と言うと、うなずくみんな。「それっぽくなってきたよね」としらとりも言います。せんりつの形を少し山がたになるようにすると、メリハリが出るのです。するとしらとりが、「あのー、ちょっとまだ気になることがあるんだけどいいかな」と言いました。「最後(さいご)のところが、なんかしまりがないというか、まとまってない感じがしない?」。そらとひなたも同じ意見です。「さすがやぁ。ええとこ気づいた」とブラボー。

scene 07作戦その3.最後の音を「ソ」で終わる
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そこで、「作戦(さくせん)その3.最後(さいご)の音を『ソ』で終わってみよう!」。演奏(えんそう)してみます。「♪ソラシ シラシソ ソララシ シララシソ」。すると、「なんかいい感じだね」としらとり。「まとまった感じがする」とそら。ひなたも「曲って感じになってきたと思う」と言います。「すごいねみんな。感覚的(かんかくてき)に『こんな感じになれば気持ちいいな』っていうのを持ってるみたいやね」とブラボーも感心します。最後の音を少しかえて曲が終わった感じにするのも、せんりつ作りのコツなのです。「今教えたコツをもとに、つづきも作ってみてゲロ」。「うん、やってみよう!」とみんな。

scene 08ブラボー音楽実験
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せんりつは、いたるところにあります。よく耳にしているあの言葉も、せんりつに聞こえてきませんか? ♪………。すもうの「よびだし」、「行司(ぎょうじ)の声」。♪………。「場内アナウンス」、「審判(しんぱん)の声」。

scene 09オリジナル作品『ソラシのせんりつ』
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最後(さいご)に、みんなでつくったせんりつを演奏(えんそう)します。「レディース・エンド・ジェントルメン! お待たせしました。お聴(き)きいただきましょう。『おんがくブラボー』オリジナル作品、『ソラシのせんりつ』。どうぞ!」とブラボー。♪………。3にんの息もぴったり。ブラボー!

おんがくブラボー
[音楽づくり編]"せんりつづくり"はこわくない!
ソプラノリコーダーの「ソラシ」の3音を使って、せんりつづくりに挑戦するよ!

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