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故郷(ふるさと)  作詞 高野辰之(たかの たつゆき)  作曲 岡野貞一(おかの ていいち)  編曲 大島(おおしま)ミチル
ないようを読む

うさぎ追いし かの山

こぶな釣(つ)りし かの川

夢は今も めぐりて

忘れがたき ふるさと

だれもが知るこの曲の詞を書いたのは
明治の国文学者 高野辰之(たかの たつゆき)

1876年(明治9年) 高野は
現在の長野県中野市で生まれた

農家を手伝う合間に本をむさぼり読む
そんな少年だった

生家の近くにある高野辰之記念館

高野の残した資料が多数展示されている

勤勉だったことがうかがえる高校時代のノート

演劇や歌謡(かよう)の歴史に関心の高かった
高野はその分野で多くの業績を残した

尋常(じんじょう)小学唱歌の編(へん)さんにも携(たずさ)わり
「春の小川」「紅葉(もみじ)」などを作詞している

唱歌として 作曲者も作詞者も
明かさずに歌われていた「故郷(ふるさと)」

その心打つ歌詞は
深く日本人の心に刻み込(こ)まれた

高野は歌詞にある「かの山」「かの川」を
眺(なが)めながら 故郷に眠(ねむ)っている

名曲アルバム
故郷(ふるさと)(高野 辰之 作詞/岡野 貞一 作曲)
日本の美しい風景を歌った、”日本の歌”代表格。

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