チャプターあらすじを読む
津軽(つがる)じょんから節  青森県民謡(みんよう)
ないようを読む

津軽(つがる)の冬は長く厳しい

人々は豪雪(ごうせつ)に耐(た)え
春の訪れをじっと待つ

厳しい自然の中で
津軽の民謡(みんよう)は生まれた

雪が解け津軽の春は駆(か)け足で訪れる

心躍(おど)る季節の到来(とうらい)である

津軽じょんから節は
青森県を代表する民謡のひとつ

四季を唄(うた)い込(こ)んだその歌詞に
人々は心ときめかす

津軽三味線(つがるじゃみせん)のふるさと 金木(かなぎ)地区

津軽三味線の始祖(しそ)といわれる仁太坊(にたぼう)は
江戸(えど)時代の末 この地で生を受けた

じょっぱり —— 意地っぱり
えふりこぎ —— かっこつけ

津軽の人々の気質を表す二つの言葉

「人まねでなく なんじの三味線を弾(ひ)け」

仁太坊の教えは
津軽の人々の生き様そのものである

津軽の風土は人と唄とを
強く結びつけている

寒さの中 唄と三味線に注ぎ込(こ)まれた
思いが封(ふう)を解かれたように羽ばたく

しかし 胸ときめく春は
瞬(またた)く間に去っていく

津軽の人々が再び芸に磨(みが)きをかける
旅への始まりなのである

名曲アルバム
津軽じょんから節(青森県民謡)
【指導案あり】青森県津軽地方に伝わる、津軽民謡の王様。雪深い地方の熱い音楽。

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