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箱根馬子唄(はこねまごうた)  編曲 日高哲英(ひだか てつひで)
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江戸(えど)時代 東海道(とうかいどう)最大の難所として知られた箱根(はこね)

標高800メートルを超(こ)す険しい峠道(とうげみち)が
旅人たちを苦しめた

その道中で荷物や旅人を載(の)せた馬の手綱(たづな)を
引いていたのが馬子(まご)

石畳(いしだたみ)を踏(ふ)みしめ 馬子たちが唄(うた)ったのが
この唄の始まり

歌詞には街道の風景や
馬子の心情がつづられている

ハイハイという掛(か)け声や鈴(すず)の音が
当時の旅の様子を思わせる

江戸時代の姿を今に伝える箱根関所

江戸を守る要所として
人や荷物に対する厳しい検問(けんもん)が行われた

関所が開いているのは日の出から日の入りまで
人々は早朝から旅路を急いだ

現在 箱根の急勾配(きゅうこうばい)を走る登山鉄道

その前身の馬車鉄道は明治中頃(なかごろ)に登場した

新しい時代の到来(とうらい)と共に
馬子たちは次第に姿を消していった

箱根は日本有数の温泉地
一面噴気(ふんき)が立ちのぼり 迫力(はくりょく)ある景色が広がる

温泉でゆでる 黒いゆでたまごが名物

20にもおよぶ温泉場が点在し
気軽に楽しむことができる

四季折々に変わる風景が
多くの人々の心をとらえる

かつて街道に響(ひび)き渡(わた)ったこの唄は
江戸時代の風情を思い起こさせる

名曲アルバム
箱根馬子唄
江戸時代、箱根の山道で、人や荷物を運ぶ馬を引く馬子(まご)たちが歌ったのがはじまり。

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