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月の光  ドビュッシー 作曲
ないようを読む

夜のパリには幻想的(げんそうてき)な空気が漂う

ドビュッシーの「月の光」は 同時代の詩人
ヴェルレーヌの詩から霊感(れいかん)を得て作曲された

パリ近郊の町
サンジェルマン・アン・レー

1862年 ドビュッシーは
このアパートで生まれた

家庭は貧しく
音楽とは無縁(むえん)の幼少期だった

9歳で出会ったピアノ教師に手ほどきを受け
才能を開花(かいか)させた

たった10か月の稽古(けいこ)で
パリ音楽院のピアノ科に合格した

モンマルトルの丘

ドビュッシーは20代になると
芸術家の集まるカフェに通うようになる

詩人たちとの交友が
多くの名曲を生み出した

「月の光」はその頃の作品

ヴェルレーヌの詩に
こんな一節がある

「勝ち取った愛 手に入れた生活を
短調の調べで歌うとき――」

「彼らはその幸せを信じていない」

「歌声は溶けてゆく 月の光に」

人の世のはかなさを慈(いつく)しむように
その調べは優しい光を放つ

名曲アルバム
月の光(ドビュッシー)
ドビュッシーの作品の中でもとりわけ愛されているピアノ曲。この音楽からどんなシーンが思い浮かびますか?

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