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「四季」から春  ヴィヴァルディ 作曲
ないようを読む

北イタリアのベネチア  

3月下旬(げじゅん)
穏(おだ)やかな春の日差しが町を包む

市場には春野菜の
アーティチョークが並びはじめた

1678年 ヴィヴァルディは―――

音楽家が多く住む
カステッロ地区で生まれた

生まれて間もないヴィヴァルディが
洗礼(せんれい)を受けたブラゴラ教会

洗礼式に使った水がめが
今も残されている

ヴィヴァルディは子どものころ
聖職者(せいしょくしゃ)になるべく教育された

一方で楽団のバイオリニストだった
父に音楽の手ほどきを受け―――

めきめきとバイオリンの腕(うで)を
あげていった

ピエタ教会

孤児院(こじいん)を兼ねていたこの教会には
子どもたちの楽団があった

25歳のヴィヴァルディは
楽団の講師(こうし)として招かれ―――

指導をしながら
ソリストとしても活躍した

さらに楽団のために
作曲にも力をいれていった

生涯(しょうがい)に300曲を超える
バイオリン協奏曲(きょうそうきょく)を書いたが―――

彼の功績(こうせき)は 死後
次第に忘れられていった

傑作(けっさく)「四季」が再び日の目を見たのは
20世紀に入ってからである

今ではクラシック音楽の中で
最も人気の高い曲のひとつである

名曲アルバム
「四季」から春(ヴィヴァルディ)
小鳥がさえずり、泉が流れる… イタリアの大作曲家ヴィヴァルディが描いた喜びあふれる春の情景。

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