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よさこい節~よさこい鳴子(なるこ)踊り 和田薫 編曲
ないようを読む
四国南部 高知(こうち)県
土佐(とさ)の高知の はりまや橋で
坊さん かんざし買いよった
よさこい よさこい
高知を代表する民謡 よさこい節は
江戸時代に 庶民(しょみん)の間で生まれた
土佐ならではの 名所や名物などを歌っている
太平洋にのぞむ名勝(めいしょう) 桂浜(かつらはま)
幕末(ばくまつ)の英雄 坂本龍馬(さかもと りょうま)も
故郷の調べを好んで口ずさんだという
土佐藩主(はんしゅ) 山内家に伝わった絵巻物(えまきもの)
「浦戸湾(うらどわん)風景」には 浜での宴が描かれている
よさこい節は こうした席でよく歌われていた
「よさこい節」をもとに「よさこい鳴子踊り」をつくったのが
武政英策(たけまさ えいさく)(1907~1982)
1954年 戦後の町おこしとして始まった
よさこい祭りのためであった
両手に 鳴子(なるこ)を持って踊るのは
武政英策の アイデアといわれる
祭りに欠かせない鳴子 もとは
田んぼから害鳥(がいちょう)を追い払う道具だった
市内の工房では
年に5万組のも鳴子が作られる
よさこい祭りが行われるのは 毎年8月10、11日
およそ200のチームが 歌い踊る
よさこいのリズムが 高知の夏を熱く盛り上げる