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田原坂(たばるざか)  熊本県民謡 篠田大介 編曲
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雨は降る降る
じんばは濡(ぬ)れる

越すに越されぬ 田原坂(たばるざか)


田原坂を見下ろす少年兵の像

西南(せいなん)戦争で亡くなった多くの若者をしのび建てられた

明治10年 西郷隆盛(さいごう たかもり)率いる薩摩(さつま)軍が
政府軍の拠点(きょてん) 熊本城を攻撃(こうげき)

西南戦争の始まりである

最大の激戦地(げきせんち) 田原坂

雨の中 17日間に及ぶ激しい戦闘(せんとう)が繰り広げられ

両軍の犠牲者(ぎせいしゃ)は3500人を超えた

銃などの近代装備(そうび)で勝る政府軍

薩摩軍は武士の命である日本刀で立ち向かった

しかし薩摩軍は敗退(はいたい)

生き残った武士が口ずさんだ歌がもととなり
民謡「田原坂」が生まれた

田原坂の戦いがもたらした物がある

政府軍の野戦病院跡(やせんびょういんあと)

ここでは日本で初めて
敵の兵士にも分け隔(へだ)てなく治療が行われた

その活動が日本赤十字社(せきじゅうじしゃ)設立のきっかけとなる

“命は平等である”

多くの犠牲と引き換えに生まれた希望であった

名曲アルバム
田原坂(熊本県民謡)
西南戦争の舞台となり多くの犠牲(ぎせい)者を出した田原坂(たばるざか)の戦い。しかし、そこから生まれた希望もあった。

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