緑が一面に輝く草原での生きものたちの物語です。ここでは朝日が昇ってから、夕日が沈むまで動物たちが楽しく暮らしていました。その中に、エルフという、若くて、強くて、素晴らしく大きなオスのダチョウがいました。他の動物たちは、みんなエルフのことが大好きで、頼りにもしていました。ある日、穏やかな草原にライオンがやってきます。エルフは仲間の動物たちを守るために、決死の覚悟でライオンと戦います。恐ろしい戦いの末、ライオンを追い払うことに成功しますが、エルフは、その代償に片足を失ってしまいます。片足のエルフの苦しい日々が始まります。みんな最初のうちは、エルフに食べ物を分けてくれましたが、食べ物の確保が難しくなると、エルフの周りから少しずつ動物たちが離れていきました。そんなときのことです。エルフたちの草原にクロヒョウが現れました。仲間たちが逃げ惑う中、エルフは片足でクロヒョウの前に立ちはだかります。エルフが迎える結末とは・・・。