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海(うみ)の水(みず)はなぜからい
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昔、働き者のおじいさんがいました。ある年の暮れ、不作で食べるものがなく、困ったおじいさんは隣にお米を借りにいきました。ところが、隣のおじいさんは意地悪で貸してくれません。途方にくれたおじいさんは、あてもなく山をさまよい、疲れて眠ってしまいます。すると夢に山の精が出てきて「おまえの手の中にあるまんじゅうを、小人たちの石のひき臼と交換しなさい」と告げたのです。起きてみると、たしかに手の中にはまんじゅうがあります。おじいさんは告げられたとおりに臼とまんじゅうを交換し、家に持って帰ります。その夜、またもや夢の中に山の精が現れて「ほしいものを唱えながらうすを右に回せば、ほしいだけ出てくる。止めたいときは左に回しなさい」と告げるのです。ためしにうすを回しながら「お米よでてこい、お米よでてこい」と言ってみると、本当にお米がどんどん出てくるのです。おじいさんとおばあさんはおほしいものをたくさん出して、せっかくだからと村の人にも分けてあげました。
怪しんだ隣のおじいさんは、その夜、石臼を盗み出してしまい…。(日本昔話 お話:香椎くに子)

お話でてこい
海(うみ)の水(みず)はなぜからい
食べものがなくて困っていたおじいさんは、不思議なうすを手に入れます。回すとほしいものが何でも出てくるのです。それを見ていた意地悪なおじいさんは…。(日本昔話)
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昔話正直もの想像力神様

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