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たぬきと糸車(いとぐるま)
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昔、ある山の奥に、仲のいい木こりの夫婦が住んでいました。木こりのおかみさんは、昼間の仕事を終えると、夜は糸車を回し、糸を紡ぎました。ある夜、おかみさんが糸車を回していると、障子の穴からいたずら好きのたぬきがじっとこちらを見ています。どうやら糸車に興味があるようで、それからというもの、毎晩やってきては、糸車を回す真似までしているのでした。おかみさんはたぬきが可愛く思えてきました。
そんなある晩、いつものようにやって来たたぬきは、木こりのしかけた罠にかかってしまいます。おかみさんはかわいそうに思って、そっと罠を外して逃がしてやりました。
やがて寒い冬がきて、木こりの夫婦は冬の間を麓の村で過ごすため、小屋を閉ざして里に下りていきました。そして春がきて、山の家に戻ってきてみると、家の中から糸車の回る音が…。(日本昔話(伊豆) お話:香椎くに子)

お話でてこい
たぬきと糸車(いとぐるま)
山奥で暮らすきこりの夫婦。夜になるとおかみさんは糸をつむぎます。そのうちいたずら者のたぬきが毎晩やってきては糸車を回すまねをするようになり…。(伊豆の昔話)

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