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おにはうち ふくはそと
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昔、ある村に、お百姓さんとおかみさんが住んでいました。ひどい貧乏暮らしで、節分の日がきても、豆まきをする豆もありませんでした。仕方なくお百姓さんは、からっぽの升をかかえて、かけ声だけの豆まきをしようとしました。そして、勇気を出して声をはりあげたとき、「おにはうち ふくはそと」とさけんでしまったのです。
喜んだのは、ほかの家から豆をぶつけられて追い出されていた赤鬼と青鬼。大喜びで家に飛び込んできました。「これは助かった。今夜はここに泊めてくれ」。お百姓さんは「とんでもない。うちには布団もないし、食べてもらうお米もありません」と断ると、鬼たちは自分たちの履いていたパンツを渡して、これをお米にかえてくるよう言いました。鬼のパンツはたいそう珍しがられ、たくさんのお米とかえることができたのです。(作者:西本鶏介 お話:香椎くに子)

お話でてこい
おにはうち ふくはそと
貧乏暮らしのお百姓さん夫婦。節分の日も豆がありません。かけ声だけの豆まきをしようと声をはりあげると「おにはうち ふくはそと」と叫んでしまい…。(作者:西本鶏介)

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