ねらい

酸素を発見したラボアジェを知ることで理科への興味付けを行う。

内容

物が燃えるとはどういうことなのでしょうか。今、わたしたちは酸素という言葉を使って説明することができます。しかし200年前までは、多くの人々が酸素というものがあることを知りませんでした。昔の人々は物が燃えるということを、どのように説明していたのでしょうか。燃える物の中には燃素という小さな粒が含まれていて、燃える時に出ていく。燃えた物は軽くなる、と説明されていたんです。この考え方に疑問を持った人物がいます。フランスの科学者、ラボアジェです。金属を燃やすと、燃えた後のほうが重さが増えます。ラボアジェは、「燃える時に空気中の何かが金属に取り込まれるからだ」、そう考えました。そして燃えた金属の中から、ある気体を取り出すことに成功しました。さらにその気体を使うと、物が激しく燃えることも突き止めました。1781年、ラボアジェはその気体を「酸素」と名付けました。

酸素の発見
フランスの科学者ラボアジェの酸素を発見する過程を紹介します。
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