ねらい

食べ物は、消化管を通ることで消化され吸収されることを学ぶ。

内容

ものを食べたあと、体の中でどのように変化するか、実験をしてみました。食べ物を歯でかみ砕くのと同じように、ミキサーにかけます。人工の唾液を入れてよくかき混ぜます。次に食べ物は胃に運ばれます。胃の中では、胃液が出ています。胃液と同じ成分の液体を入れます。体温と同じ温度で数時間ほどすると、こんな状態になりました。次は十二指腸。十二指腸でも、食べ物の消化のために腸液が出ています。同じ成分の液体を入れさらに細かくします。今度は小腸。小腸の壁は、水分が出入りできる性質を持っています。水分が出入りできるセロハンの袋を用意し、移します。水分が出やすいように、砂糖でおおいます。さらに砂糖を加えて二日半ほどすると、ずいぶん小さくなりました。水がたくさんしみ出ています。最後は大腸です。大腸ではさらに残りの水分が吸い取られていきます。私たちが食べたものは、こうしておなかの中で形を変えていくのです。

食べ物の消化実験
人の消化管、消化液と同じ条件での食べ物の変化を見る実験映像です。