ねらい

昆虫の育ち方や体のつくりに興味・関心を持ち、観察しようとする。

内容

2匹連なっているギンヤンマ。前がオスで、後ろがメスです。メスが卵を産んでいます。卵は水面や水の中の植物に産みつけられます。産みつけられた卵は、長さおよそ2ミリメートル。卵の中で育った幼虫が出てくる様子です。卵からかえった幼虫は、脚が6本、大きな目。羽はありませんが、成虫に似た形をしています。「ヤゴ」と呼ばれるトンボの幼虫は、水の中で小さな生き物を食べて育ちます。大きく育った幼虫が水の中から出てきました。水の中から出てくるのは夜のうち。これから皮を脱いで、成虫のトンボになるのです。皮を脱いだばかりの羽は、縮まっていて、まだしわくちゃです。羽を少しずつ伸ばしていきます。羽がかたくならないうちに、伸ばしてしまわなければなりません。こうしてトンボは、生活の場所を水の中から空中へと変えるのです。

トンボの育ち方
ギンヤンマの産卵、幼虫、羽化までの様子です。