ねらい

栄養分は小腸で取り入れられることを知る。小腸は効率よく吸収するため、表面積が広い構造になっていることを知る。

内容

胃で消化された食べ物はその後どうなるでしょう?胃の先にある小腸を見てみましょう。小腸の長さは6m~7m。消化管の中で一番長い部分です。管の内側にはひだが輪のようにならんでいます。ひだの表面をよくみると、無数の小さな突起で覆われています。拡大してみると、突起の形がよく分かります。小腸はこのように入り組んだ形をしているので、表面を伸ばして広げると200平方メートルにもなります。更に拡大してみると、突起の中には細い血管があり、血液が流れているのが分かります。消化された養分や水分は、この突起の中の血管から血液に取り入れられます。吸収です。養分を含んだ血液は、全身に流れていきます。食べ物の養分を取り入れる吸収は、人の活動には欠かせないものなのです。

食べ物を体に取り込むしくみ
消化された食べ物を血管の中に取り込む、吸収の仕組みを紹介します。