ねらい

体内をくまなくめぐっている血液、それを運ぶ長大な血管について学ぶ。

内容

心臓から出た血液がまず通るのがここ、「大動脈」です。大動脈は全身で一番太い血管です。その太さは、親指が通るほど。大人では3cmにもなります。心臓を出た血管は、枝分かれを繰り返し、細くなって行きます。このように、心臓から全身へ向う血管を「動脈」と言います。これは足の動脈です。先に向うにつれて、どんどん細くなっていきます。こちらは、手の動脈。動脈はやがて、目に見えないくらいに細くなります。心臓へと戻る血管を「静脈」と言います。静脈は合流を繰り返し、心臓にたどりつきます。こうして、血液は全身をめぐっているのです。

心臓と動脈・静脈
血液は心臓の働きのよって体全体を回っていることを、実際のヒトの動脈や静脈の標本とCGで紹介します。