ねらい

ロボットと比較することで、人体の調整能力の高さに気づく。

内容

ロボットを、人と同じ大きさにして、仕組みを比べてみます。ロボットの足の裏は、人の4倍の大きさ。人と同じでは、バランスを保てないのです。ロボットも2本の足で歩けますが、関節の動きがぎこちなく見えます。前転。人の方がなめらかな動きです。ロボットの足の動きを調べてみます。関節を動かしているモーターが、筋肉の役割をしています。このモーターで、足を振り上げ、このモーターで、足を横に開きます。二つの組み合わせで、足を動かします。人も、足を前に上げ、横に開く事ができ、回す事もできます。人の足の骨は、付け根が丸い球の形をしていて、ソケットのようにはめ込まれています。その周りは、いくつもの筋肉で覆われていて、伸び縮みすることで、前後左右に動かすだけでなく、回すこともできます。ロボットが同じ動きをするには、多くのモーターが必要で、現代の技術では難しいといわれています。人の体はとても巧みに出来ているのです。

ロボットにはできない人体の動き
ヒトとロボットの動きを比べ、ヒトの体がいかに精密にコントロールされて動いているかを紹介します。