ねらい

一見、自然発生するように見える小さな昆虫も、必ず「親」がいることを知る。

内容

何もなかった水面に突然現われた謎の生き物。どこから現われたのでしょう?発見されたのは校庭の水飲み場に置き去られたジョウロの中です。大きさはおよそ5ミリメートル。数は100匹以上います。この生き物を観察してみます。尻尾を水面に出し、頭を下にして口を盛んに動かしています。二日たつと、体の形が変わり何も食べなくなりました。さらに二日後、変わった動きを始めました。背中が割れて何かが出て来ます。蚊です。謎の生き物は蚊に変身しました。外からやってきた蚊がジョウロの中に入り卵を産んだのです。蚊は一度に200から300もの卵を水面に産みつけます。水の中に急に現われた生き物は卵から孵った蚊の幼虫だったのです。

カの発生
ジョウロに残された水の中から、カの幼虫が成長する様子です。
関連キーワード:
ボウフラオニボウフラ