ねらい

石炭ができるまでを通して、地面の下で大きな圧力や長い時間が地層にもたらす変化について知る。

内容

北海道芦別市の炭鉱、4千万年前の地層です。石炭はどうやって出来たのか?ヒントは、地層から出てきました。一部が石炭になりかけた4千万年前の木です。ここは、湿地や沼地だったと考えられています。湿地を掘ってみます。植物が積み重なって出来た地層で、1年に1mmずつ、植物が積もって行くと言われます。2m下に2千年前の木を発見。これが、長時間かけて、石炭になると考えられますが、なぜ石炭に変わるのか?つくば市の研究所で、人工石炭の作り方を見せてもらいます。材料は、植物なら何でもいいそうで、温度は250度にセットし、約9百kgの力で押しつぶす。24時間後。人工石炭の完成。自然の石炭も同じ仕組みで、まず植物が水の中に積もり、ねん土や土砂が覆いかぶさります。積もった土砂の重みで、植物は押しつぶされ、地中深くなるほど、地球内部の熱で、温められます。そして何千万年という長い時間をかけて、植物は石炭に変わるのです。

長い時間をかけて植物は石炭になる
太古の植物が石炭になる様子を紹介し、地面の下で長時間かけて起こる変化について知ります。