ねらい

水の流れによって地面が形作られ、やがて地層が生まれることを知る。

内容

道端などで見られる崖では、いくつもの縞(しま)の層になって見える場所があります。このような縞模様はどうして出来たのでしょうか。縞になっている部分をよく観察すると、石や砂、粘土等で出来ています。この石に縞模様の出来方のヒントがあります。この角がとれ、つるつるした石は、他ではどこで見かけられるでしょうか。川の下流には丸い石がたくさん見られました。底の透明な水槽を川に入れて観察すると、泥や砂が流れているのがわかります。川によって削られた土は、最後は海まで運ばれます。ふだんの川の流れでは海まで運ばれるのは小さな泥や砂ですが、大雨などで水の量が増えると石も運ばれます。これが何度も繰り返されて、いくつもの層が出来るのです。こうして縞の層になった場所は、長い時間をかけて陸地になり、身の回りで観察できるようになったのです。

水の流れが地層を作る
水の流れによって土壌の様子が変化し、やがて地層を形成します。
関連キーワード:
チソウスナレキタイセキ