ねらい

てこには、支点と力点、作用点の位置関係によって、さまざまな種類があることを知る。それぞれの場合のつりあいについて考える。

内容

同じ大きさ同じ素材の2つの「てこ」があります。これらは、仕組みにちがいがあります。こちらのてこは支点が内側で、作用点が端にあります。棒を下に押すとくいが抜けます。一方、こちらは支点が外側にある「てこ」です。棒を上に引くとくいが抜けます。支点と作用点の距離は同じです。くいを抜く力の大きさに違いはあるのでしょうか?ばねばかりを使って調べます。これはフックを引っ張ることで下にかかる力を測れます。一方、棒を押すことで、押す力も測ることができます。このばねばかりを使って、力の大きさを比べてみましょう。これは支点が内側にある「てこ」です。2キログラムの力で抜けました。次に支点が外側にある「てこ」です。1.5キログラムでした。こちらの方が、小さな力で抜けました。それぞれの支点と力点の位置を見ると、右のてこの方が、力点が支点から遠い位置にあります。そのため、小さな力でくいを抜くことができたのです。

支点と力点の距離と力の大きさ
さまざまな種類のてこを比べて、支点と力点、作用点の距離が力の関係をしらべます。