集団でくらすハクチョウたちは、体の動きで合図をしあって行動しています。泳ぎながら、首を伸ばしたりちぢめたりをくり返しています。まるでリズムを取っているようです。これはなんの合図でしょう。しばらくすると、一せいに飛び立ちました。体の重いハクチョウは、飛び立つのにじょ走が必要です。リズムを取っているように見えたのは、そろって飛び立つための合図だったのです。こちらのハクチョウたちは、大きく羽を広げて鳴いています。どうやらケンカをしているようです。一方のグループのハクチョウが、他のグループを追い出しました。羽を広げて鳴くのは、おこっていることを知らせるしぐさだったのです。こちらのハクチョウは、二羽が同じような動きをくり返しています。声を上げて鳴いていますが、ケンカをしているのではありません。ハクチョウのカップルが、愛情をたしかめあっているのです。