ねらい

電気が金属によっておこされることを証明したボルタの実験に興味・関心をもつ。

内容

電池を初めて作った人。アレッサンドロ・ボルタ。約2百年前のイタリアの物理学者です。研究を始めた頃、人々は、電気についてよくわかっておらず、動物の体の中にあると思われていました。それは、こんな風に電気が作れるからです。金ぞくの板、あえんと銅の板を用意。あえん板の上にとり肉をおき、銅板ではさむと、電気をはかるそうちの針が動きます。肉が電気を起こしているようですが、ボルタはうたがい、自分の舌で確かめると、あえんと銅が舌に溶けた味がしました。そこで、金ぞくが、電気を起こす原因だと考え、肉の代わりに、塩水にひたした紙でためすと、やはり電気は起こりました。電気を起こすのは、金ぞくと、動物にふくまれる、塩などの成分でした。その後、いろいろな金ぞくの組み合わせを確かめ、今の電池の基を開発。当たり前と言われる事をうたがい、確かめたボルタ。電気の強さをボルトという単位で表すのは、彼の名前を記念してなのです。

電池を発明したボルタ
電気が金属によっておこされることを証明したボルタの実験を紹介します。