ねらい

温暖化を防ぐための様々な方策について考える。

内容

増える二酸化炭素をどうしたらよいのか、新潟県長岡市で2003年から2年かけて二酸化炭素を地下に封じ込める実験が行われました。濃縮された二酸化炭素をタンクに貯めておき、ポンプで地下に送り出します。一日あたり20~40トンの二酸化炭素がこの井戸から地中に送り込まれました。二酸化炭素が送り込まれたのは地下1100m付近。ここには、水を含む柔らかい地層がたくさんあります。この層の上には、とても固い地層があり、空気も水も通さないため、二酸化炭素をうまく封じこめることができると考えられています。本当に二酸化炭素は封じ込められているのでしょうか?観測用の井戸に機械を入れ、二酸化炭素の状態を調べてみました。これがその結果です。地下1100m。緑色に見えるのが二酸化炭素。地下深くに封じ込められているのがわかります。こうした技術によって、地上の二酸化炭素を減らし、温暖化を防げるようになるかもしれません。

大気中の二酸化炭素を減らす試み
温暖化の進行をふせぐため、二酸化炭素を地下に封じ込める実験を紹介します。