雨が降らないため、水の量が減った川。水が足りなくなって、多くの魚が死に、浮かび上がっています。暑さのせいで解けて崩れる氷河。こうした現象が「地球温暖化」によって増えています。地球温暖化とは、空気中の二酸化炭素などが増えることにより、気候が暖かくなることをいいます。大気中の二酸化炭素の割合のグラフです。工場が世界に増えはじめた１９００年頃から急激に増えています。こちらは地球の平均気温です。１７００年頃と比べ、現在はおよそ０．６℃上昇しています。二酸化炭素は大気と共に、地球の回りを囲んでいます。太陽の光が地球の表面を暖め、その熱が宇宙に逃げていきます。二酸化炭素には、この熱を吸収する働きがあります。そのため、温室のように地球が温められるのです。