ねらい

火力発電所ではモーターのしくみを応用して電気を起こしていることをとらえる。

内容

ここは火力発電所です。ここでは一般家庭100万軒分の電気を起こしています。これが、その大量の電気を生み出す発電機です。何かが回転しているようです。中身はどうなっているでしょう?中を見てみると、まん中にある回転する部分は、磁石になっています。まん中の磁石をとりはずした状態を見てみましょう。長さ4.5m。巨大な磁石です。そして外側は、電線をグルグル巻いたものでできています。モーターと同じしくみです。発電所も、モーターを回して電気を起こしています。しかしこの巨大な発電機、どうやって回すのでしょうか?火力発電所では、石油や石炭などの燃料を燃やして、水をふっとうさせ、大量の水蒸気を作ります。そして、その水蒸気で、発電機を回しています。水蒸気が発電機を回す部分を見てみましょう。カバーをはずします。中から出てきたのは、大きなはね車です。このたくさんのはね車に、水蒸気を勢いよく当てて、回転させるのです。

火力発電所のしくみ
火力発電所ではモーターのしくみを応用して電気を起こしていることを説明します。