ねらい

大気圧には力の大きさと面積に関係があることを確かめる。

内容

コップを使って大気の力を見てみましょう。コップを水槽に入れふたを閉めると、このようにふたとコップがくっついて、離れなくなります。大気の力がコップとふたをくっつけているのです。この力を使って体重120kg近い力士を持ち上げることはできるでしょうか。用意したのは直径16cmの特大コップ。水槽の中でコップにふたをします。蓋のついたコップを、秤の下にセットし、力士に取り付けます。力士がけがをしないように頭の上には傘がついています。準備完了です。コップで力士を吊るすことはできるでしょうか。台がどんどんさがっていきます。重さが100kgを超えました。コップはまだまだ大丈夫そうです。力士の体がだんだんのびてきました。足が離れました!?重さは、力士と装置をあわせて130kg。コップの蓋は見事に持ちこたえています。わずか直径16cmの面積にかかる大気圧は、力士の重さを支えるほどの力がありました。

コップは力持ち-ハイライト/大科学実験
水を入れた直径16cmのコップを使い、体重120kgの力士を大気圧によって釣り上げる実験。