ねらい

物体は接する面積が広いほど、その重さが分散されることに興味、関心を持つ。

内容

砂漠を女性。とても歩きづらそうです。足下を見てみると、踵の部分が砂に深く潜っているようです。それに比べてラクダは、足が埋もれてなく、楽に歩いています。なぜでしょうか。体重を計ってみるとラクダはおよそ750キログラム。女性はおよそ55キログラム。女性は砂に埋もれたのに、どうしてラクダは埋もれなかったのでしょうか。足の大きさを比べてみましょう。女性の部分の面積は1平方センチメートル。ラクダは歩く時、足二本で体重の大部分を支えています。面積は一本およそ450平方センチメートル2、二本で900平方センチメートル。地面1平方センチメートルあたりにかかる力は、ラクダはおよそ0.8キログラム。女性はおよそ55キログラム。ラクダは重い体重を広い面積に分散させていたのですね。そこで、ラクダの足の形をした靴を履いて歩いてみました。今度は、楽に歩けています。

卵の上に立つラクダ-小実験/大科学実験
ラクダと女性の足の大きさを比べ、1平方cmあたりにかかる力を比べます。ラクダは、重い体重を広い面積に分散させて、砂の上を歩いています。