ねらい

衝突によって物体に働く力をとらえ、力の伝わり方に興味、関心を持つ。

内容

たくさんの球を用意しました。隙間なく並べます。運動エネルギーがどこまで伝わるか見てみます。まず5m。球の数は89個。球を突きます。運動エネルギーが、勢いとして球の間を伝わります。5mメートルはなれた球を動かしました。衝突によって、勢いを伝えています。次は10m。球の数は176個。伝わっています。20m。球の数は351個。勢いは弱くなっています。30m、球の数531個。最後の球が動きました。5mの時から比べると、勢いがだんだん弱くなっていることがわかります。これは、球と床の設置面で生まれる摩擦が影響していると考えられます。35m、620個の球を並べます。動きません。原因は、球の間の隙間。隙間があると、摩擦が大きく働くため、力がうまく伝わらないのです。隙間を埋めると、動きました。物体と物体がぶつかり、速度に変化をもたらすことを、衝突といいます。衝突により、運動エネルギーは物体の間を伝わります。

さわらずに球を動かせ-ダイジェスト/大科学実験
ビリヤードを異なる長さに並べ、手球の衝突する力がどこまで伝わるのか実験します。衝突で、運動エネルギーが物体の間を伝わることを観察します。