春になるとあらわれるツバメ、寒い冬の間はどこにいたのでしょう？ここは、東京から５０００キロ以上南にあるマレーシアです。じつはツバメは冬の間、南の国にいます。ここではツバメは集団でくらしています。一年中が夏のようにあたたかい南の国は、えさもほうふです。春になると、日本は少しづつあたたかくなってきます。小さなこん虫がさかんに飛び回るようになります。ツバメは、エサとなるこん虫が増えるころ、日本にやってきます。そして子育てをはじめるのです。日本地図の上に、その年はじめてツバメが見つかった日を入れていくと、南から北へあたたかくなっていくのに合わせて、ツバメも南から北へ向かっていくのがわかります。