ねらい

一度沸騰して出た水蒸気は、温度が高くなることを観察することができる。

内容

お湯をわかすと、白い湯気(ゆげ)がたくさん出てきます。口の部分を見てみましょう。ふきだしてすぐは、目に見えません。これは、水が水じょう気になっているからです。水じょう気が、空気の中で冷やされ、水のつぶになると、白い湯気として見えるのです。水じょう気をさらに温めるとどうなるでしょう。フラスコの中の水をふっとうさせます。でてきた水じょう気は、銅(どう)のパイプを伝わる間に冷やされ、白い湯気になります。銅のパイプをガスバーナーであたためてみましょう。湯気が見えなくなりました。湯気が温められて、再び水じょう気に戻ったのです。水じょう気をさらに温めてみましょう。紙を近づけてみると・・・燃えはじめました!紙の燃える温度はおよそ300℃です。温められた水じょう気は、それよりも温度が高くなっているのです。水じょう気の温度をはかってみましょう。およそ540℃。水じょう気はあたためると温度があがります。

水じょう気の温度
一度沸騰して出た水蒸気をさらに温め、温度が高くなることを実験で見せます。