ねらい

インゲンの種の中で、子葉は発芽して成長をはじめるまでの養分を蓄える部位であることを知る。

内容

発芽したインゲンをよく見てみると、種の中の大きな部分は子葉になります。子葉はこのあとどうなるのでしょう。子葉は最初はふくらんでいますが全体が成長するにつれて萎んで行きます。子葉の中には養分が入っていたのでしょうか。養分があると紫色に変わるヨウ素液を使って調べてみます。子葉にヨウ素液をかけ、しばらくしてから水で洗い流して反応があるか見てみます。紫色に変わった部分があります。養分がたまっているのです。顕微鏡で拡大してみると、子葉の中にたくさんの養分が粒になって蓄えられています。全体が成長した後のしぼんだ子葉も調べてみましょう。しぼんだ子葉には養分の粒がほとんど無くなっていることがわかります。子葉に蓄えられた養分は発芽の為に使われたのです。

種の中の子葉の役割
種の中の子葉にはでんぷんが含まれており、芽を出すための養分として使われる。