ねらい

水の量によって、地形に与える影響が異なることをしり、川の学習につなげる。

内容

流れる水の量と、水が土を削る力には関係があるのでしょうか。水の量を変えて土のけずられ方の違いを観察します。まずは、少ない量の水で調べてみましょう。土が少し削られていますが、溝の形に大きな変化はありません。次に水の量を増やします。どんどん溝が削られ、幅が広がっていくのがわかります。水の量が多いほうが、削る力が大きいようです。どうして、水の量が多いと削る力が大きくなるのでしょうか。水の量と流れる速さの関係を実験で調べてみましょう。流れの速さを調べる機械を水に入れます。速さは水が1秒間に流れる距離で表され、流れが速くなるほど、この数字が大きくなります。水が少ないとき、およそ77cm流れました。次に流す水の量を増やしてみましょう。今度は一秒間におよそ144cm流れました。水が少ないときに比べ、流れが速くなっているのがわかります。流れる水の量が増えると、流れが速くなり、削る力も大きくなるのです。

水の量と土を削る力の関係
水の量が多いほど、土や砂を削る力が強いことを実験します。