ねらい

大量の雨が大きな被害をもたらすことを知り、水害への対策の必要性を理解する。

内容

水の災害はどれくらいの雨でおこるのでしょうか。雨の量を体験できる装置を使って、雨の降る量とその時の雨の強さを見てみましょう。雨の量は、一定の時間降り続けた雨がたまった時の水の高さで表されます。やや強い雨の中にビーカーを置いて1時間たつと、高さは15mmになりました。この時の雨を、1時間に15mmの雨と言うのです。1時間に50mm以上の雨は非常に激しい雨です。1時間に100mmは、猛烈な雨です。1時間に150mmの雨。前がはっきりと見えなくなりました。記録的な大雨です。実際の雨の量と災害の関係を見てみましょう。2006年の7月に和歌県で起こった土砂崩れです。住宅の裏山が幅約200m、高さ約60mにわたってくずれました。土砂くずれが起こった日と前の日の時間ごとの雨の量のグラフです。最大で1時間に30mmでした。1時間の雨の量が50mm以下でも、長く降り続けば災害につながるのです。

雨の強さと実際の被害
大雨がもたらす影響を、実験装置や実際の被害から紹介します。