ねらい

ロウソクの炎の観察から、火が燃えるためには常に新しい空気が必要であることをしる。火が燃えることで空気の成分が変化することを考察する。

内容

ガラスの容器をロウソクにかぶせます。消えます。火は周りを覆うと消えるのです。容器に穴が空いている場合はどうでしょう。消えます。穴が2つだと燃え続けています。下の穴に線香を近づけると、煙が吸い込まれます。上の穴からは、煙が出ていきます。下の穴から入った空気が、上の穴から出ているようです。上の穴をふさいで、穴を1カ所にしてみると、煙が吸い込まれなくなりました。空気の流れがなくなり、新しい空気が入らなくなったのです。火が燃え続けるためには、新しい空気が入って来ることが必要なようです。ものが燃える前の新しい空気と、燃えた後の空気では、何か違うのでしょうか。燃えているロウソクをびんに入れ、フタをします。火は消えます。びんの中にはものが燃えた後に残った空気が入っています。もう一度火のついたロウソクを入れると、消えてしまいました。空気の中でものを燃やすと、空気の性質が変わってしまうのです。

ろうそくの燃え方と空気
ロウソクの火が消える様子を高速度撮影で観察すると、火が燃えるには空気が必要であることがわかります。