ねらい

物が燃えるということが、酸素と物質の結合という化学的な反応である事を、さまざまな映像から考察する。

内容

ものが燃えるとは、どういうことなのでしょう。石油ストーブなどに使われる灯油です。灯油に直接火を近づけても、燃えません。霧吹きで吹き付けてみると、激しく燃えました。灯油は、小さなツブになって空気中に広がり、そのツブが燃え上がっているようです。小さなツブになると、空気中の酸素とふれあいやすくなるため燃えるのです。今度は、ロウソクの火を見てみましょう。吹き消すと、芯の周りから白い煙が立ち上ります。蒸発して気体になったロウです。火を近づけると、気体になったロウが燃え始めました。燃えている芯の周りを見てみると、熱で溶けたロウが、沸騰して蒸発しています。ロウソクの火は、蒸発したロウが燃えているのです。ものは蒸発して気体になると、空気中の酸素と触れやすくなります。酸素は他の物質と結びつくとき、光や、熱を出す性質があります。これが、燃えるということなのです。

物が燃えるとは
さまざまな炎の高速度撮影から、物が酸素と結合するとき炎を上げて「燃える」ことを観察します。