ねらい

空気がないと火は燃えないという一般原則と異なる事象を考察し、どのように火を燃やしているかを考える。

内容

火を噴き出して飛ぶロケット。宇宙でもロケットのエンジンは燃えています。宇宙には、ものが燃えるのに必要な酸素はありません。どうやって燃えているのでしょうか?ロケットの燃料を見てみましょう。やわらかいゴムのようです。火をつけてみると、火花をあげて、激しく燃えます。水の中に入れても消えません。ロケットの燃料は、周りに空気がなくても燃えるのです。ロケットの燃料のもとです。アルミニウムの粉と、酸化剤という薬品でできています。酸化剤を温めてみましょう。気体が出始めました。集めてみましょう。しばらくおくと、気体は透明になりました。火のついた線香を入れると、燃え上がります。酸素です。ロケットの燃料には酸素を出す物質が含まれているのです。ロケットのエンジンは、燃料から出る酸素を使って、宇宙でも燃えることが出来るのです。

宇宙空間で燃えるロケットエンジン
酸素のない宇宙空間で燃えるロケットエンジンの燃料の仕組みを説明します。