ねらい

燃焼によって二酸化炭素ができることを調べ、二酸化炭素は空気中の酸素と物質の一部(炭素)が結びついてできることを考察する。

内容

ものが燃えると、空気の性質はどのように変わるのでしょうか。石灰水を使って調べてみましょう。左のびんに火のついたロウソクを入れてフタをします。左のびんには物が燃えた後の空気が入っています。振ってみると、左のびんの石灰水だけ、白くにごりました。この石灰水を白くにごらせるものが、二酸化炭素という気体です。二酸化炭素はどこから来るのでしょうか。割りばしを天びんに乗せて燃やしてみます。軽くなっていきます。ものが燃えると、ものに含まれている炭素という物質が、空気中の酸素と結びつきます。それが二酸化炭素です。ものが燃えると、二酸化炭素と酸素の量は、どのように変化するでしょうか。はじめの二酸化炭素は0.04%。はじめの酸素は約20%。ロウソクに火をつけて、容器にフタをします。火が消えました。二酸化炭素は約2%増え、酸素は約2%減りました。ものが燃えると酸素が減り、二酸化炭素が増えるのです。

物が燃えるとできる二酸化炭素
物が燃えた後にできる「二酸化炭素」とは別の気体ができていることを実験します。