ねらい

ヒトが生きるためには、大量の空気が必要であることを実験から気づく

内容

人はたえず呼吸をしています。どのくらい空気を吸ったりはいたりしているのか、計ってみましょう。まず普段の呼吸の回数を数えます。約4秒に1回。普段静かにしているとき、1分間に15回くらい呼吸します。袋にはいた息を集めます。普段の1回分の量です。計ってみましょう。ビンを水に入れて、逆さまにし、集めた空気を送りこみます。約500ml。小さなペットボトルと同じ量です。つまり、4秒に1回の割り合いでペットボトル1本分の空気を吸い、1本分を吐き出しています。1分間では15本分。1時間では900本分。1日では2万本。深呼吸をすれば、もっと増えます。大人の男性の場合、4リットルもの空気を吸って、はくことができます。運動をすると回数は増えます。普段の5倍、1分間に80回になることもあります。寝ている間は、1分間に8回。普段の半分です。ヒトは生きているかぎり、呼吸を止めることはできないのです。

ヒトが呼吸する空気の量
ヒトは1日にペットボトル2万本分もの大量の空気を呼吸していることを測定します。