ねらい

呼吸の中心となる臓器、肺の働きについて知る。

内容

口や鼻から入った空気は、のどを通って、気管へ向かいます。気管は、直径2cm、長さ10cmほどの1本の管。左右に分かれる分岐点から先は、気管支です。枝分かれをくり返し、細くなっていきます。内側は、掃除機のホースのようです。軟骨という骨組みで、つぶれないようになっています。気管支は、多い所では23回も分岐をくり返し、肺に空気をとどけます。左右あわせて100万本以上にもなる気管支の先端には、肺胞という小さな袋が付いています。大きさは約0.3mm。両方の肺で10億個あるとも言われています。肺胞のまわりは、細い血管が取り囲んでいます。画面の上が肺胞、下が肺胞のまわりを流れる血液です。緑のつぶは酸素。血液に取り込まれます。青いつぶは二酸化炭素。血液が運んできた二酸化炭素は、肺胞の中の空気へと出ていき、吐く息とともに放出されます。こうして、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出しているのです。

ヒトの呼吸器のしくみ
ヒトの呼吸器の仕組みを紹介します。