ねらい

食べ物の中の成分が様々な消化器官によって、段階的に消化されることを知る。

内容

ご飯をかんでいると、甘い味がしてきます。ご飯に含まれるでんぷんが、口の中でどうなるのか調べてみます。ご飯と水を混ぜ、2本の試験管に入れます。片方にはだ液を入れます。ヨウ素液を入れると、だ液が入っていないものは紫色になり、入れたものは色が変わりません。だ液には、でんぷんの姿を変え、身体に取り入れやすくする働きがあるのです。食べ物が胃に入ります。胃液が出ています。量は1日に2リットル以上。胃液の性質を調べます。サンドイッチを食べた時の変化です。かみくだいた状態では、ハムや卵の形は残っています。胃の中に入るとハムも卵の白身も形が残っていません。何が起こっているのでしょうか。胃液と同じ成分の液体に鶏肉を入れてみます。6時間後、肉の形が変わってしまいました。胃液には、食べ物を溶かし、取り入れやすくする働きがあります。消化管に入った食べ物は、消化液の働きで、身体に取り入れやすくなります。

食べ物を消化するしくみ
口に入った食べ物が、口の中や胃で消化される様子を実験で確かめます。