ねらい

植物が大きく成長するから、どこから養分を得ているのか考える。

内容

植物が大きくなるための養分は、どこからやってきたのでしょうか。イネが成長する様子を、種から順にたどってみると…小さな種モミが、およそ半年かけて成長し、こんなに立派なイネになりました。重さを計ってみると、種モミは0.03g。成長したイネは120g。4000倍の重さにまで育っています。種モミにヨウ素液をかけると、青紫色に変わります。「でんぷん」が含まれているのです。しかし、種モミのでんぷんだけでは、大きく育つには足りません。では、イネが成長するのに必要なでんぷんは、どこから来たのでしょう。土の中からでんぷんを吸い上げているのでしょうか?イネを育てるのに使った、土と肥料を調べてみます。土と肥料を水に溶かして、ヨウソ液を加えてみましょう。どちらも色は変りません。土と肥料には、でんぷんは含まれていないようです。どうやら、成長に必要なでんぷんは、土以外のところからやってくるようです。

イネの成長とでんぷんのはたらき
植物は種に比べると、何倍もの大きさに成長することを実験し、どこからか栄養分を得ていることを予想します。