ねらい

地層に含まれる化石から、様々なことを知ることができる。大昔の様子に興味をもつ。

内容

北海道三笠市。石炭の地層よりずっと下の古い地層から、大昔の生き物の化石が出てきます。アンモナイトです。見つかった場所は、標高200mの山中。丸くて少し黄色い、ノジュールという石を探します。化石は、ノジュールの中からよく見つかります。ノジュールが河原に落ちているのはワケがあります。川は1億年前の地層を削って流れています。その両岸の地層にノジュールは埋まっています。川の水が増すと、両岸の地層はえぐられ、ノジュールが下に落ちるのです。この地層からは、1億年前のエビ、ヒトデ、貝の化石などが見つかっています。ここは海底だったと、地層や化石は物語っているのです。1億年前、三笠市周辺は海でした。海底に生き物の死骸が沈み、長い時間の後に化石になります。4千万年前に大地は盛り上がり、湿地になりました。湿地や沼の底には植物がつもって石炭が出来ました。これが地層や化石が伝えてくれる大地の歴史なのです。

地層や化石が伝える大地の歴史
地層に含まれている化石から、大昔の生命の様子や当時の地球の様子がわかることを説明します。