ねらい

巨大なエネルギーを持つ噴火の力で、火山が形成されることを知る。

内容

約20年前、日本で起きた火山の噴火の様子です。火口から溶岩が流れ出ているのがわかります。石や火山灰、火山ガスなども出ています。火口から出てきたものは、どこまで広がるのでしょうか。実験で調べてみましょう。火山に見立てて作った砂の山です。火口に重クロム酸アンモニウムという薬品を置きます。この薬品は、火をつけると灰を噴き上げるので、噴火と同じような状況を作ることができます。火をつけて、しばらく様子を見ます。火口から吐き出された灰は、山の表面に積もっていきます。1分半、噴火がおさまりました。灰は火口付近だけではなく、山の周りにまで飛び散り、広がっていました。灰や石は山の周りに積もります。溶岩は流れ出たあと、冷えて固まります。噴火によって吹き出た物は、山やその周りの地形を変えていきます。くり返されてきた火山の噴火。そのたびに、土地は形を変えてきたのです。

地形を変える火山活動
火山の噴火の様子を紹介し、噴火によって山が形成される様子を実験で確かめます。