ねらい

火山の噴火は大きく地形を変えることを知る。

内容

北海道の摩周湖は、噴火口にできた湖。約7000年前まで噴火をくり返していた火山の活動がおさまると、火口にカルデラという穴ができました。そこにできた湖が、摩周湖です。富士山の樹海にある大きな穴は、溶岩が固まってできたもの。1200年前、富士山が噴火をおこし、溶岩に包まれた木は燃え溶岩はその場で冷えて固まりました。木が燃え尽きたあとには、木の形に固まった溶岩の穴が残ったのです。富士山麓の白糸の滝も、溶岩が固まってできた地形。水を通さない地層の上に溶岩が積み重なり、雨が降ると、新しい層にだけ水がしみ込みます。その水が、溶岩のすきまや地層の間から噴き出して、滝となりました。溶岩が海へ流れ込むことによってできる地形もあります。鹿児島県の桜島。1914年の大噴火で溶岩が海へ流れ出し、桜島と半島が陸続きになりました。火山が噴火すると、溶岩の量や固まり方などにより、さまざまな地形ができるのです。

ふん火によってできる地形
カルデラなど火山が生み出すさまざまな地形を紹介します。