ねらい

酸性雨がもたらす被害について知る。

内容

酸性の性質を持つ雨「酸性雨」。ph5.6以下の雨です。19世紀にイギリスで確認されて以来、世界中にさまざまな影響を及ぼしています。ドイツ南西部に広がるシュバルツバルトの森です。「黒い森」と呼ばれたこの森は、ヨーロッパでも有数の大きな森でした。しかし、1980年代、酸性雨の影響で大量の木が一斉に枯れてしまいました。こちらはスウェーデンの湖です。澄み切ったきれいな水。しかし、酸性が強く、魚や水草が生きることができません。酸性雨が起こす現象は身の回りにもあります。町でよく見かける銅像。青い筋ができています。銅が溶けて流れ出したためです。また、高速道路のコンクリート部分をみてみると、つららが垂れ下がっています。これらはコンクリートが酸性雨によって溶けたものなんです。酸性雨は、木を枯らせ、コンクリートや銅像を溶かす力を持っているのです。

酸性雨による被害
酸性の雨が降り、さまざまな被害を与えることを紹介します。