ねらい

人類の活動が温暖化を招く危険性について知り、地球環境について考える。

内容

地球温暖化とは、空気中の二酸化炭素などが増えることにより、気候が暖かくなることをいいます。大気中の二酸化炭素の割合のグラフです。1900年頃から急激に増えています。地球の平均気温です。1700年頃と比べ、約0.6度上昇しています。二酸化炭素が増えると気温が上昇するのでしょうか。実験してみましょう。2つのフラスコを用意します。片方には空気、片方には二酸化炭素を一杯に入れます。気体の温度はいずれも25.9度。電球を使ってフラスコを暖めます。二酸化炭素のほうが勢いよく上がっています。7分後、約1度の差ができました。二酸化炭素は空気よりも暖まりやすい性質を持っていることがわかります。二酸化炭素は大気と共に、地球の回りを囲んでいます。太陽の光が地球の表面を暖め、その熱が宇宙に逃げていきます。二酸化炭素には、この熱を吸収する働きがあります。そのため、地球が温められるのです。

地球温暖化のしくみ
二酸化炭素が増加したことによって、地球温暖化が懸念されていることを説明します。