ねらい

海と山が関係していることを知り、環境を守るとり組みについて興味・関心を持つ。

内容

宮城県の気仙沼湾ではカキを養殖(ようしょく)しています。カキは海中の植物プランクトンを食べて1年から2年かけて成長します。その海の植物プランクトンが育つのに重要なのが山々だと言われています。山と海にどんな関係があるのでしょうか。この地方では毎年たくさんの人が力を合わせ木を植える活動をしています。植えているのはブナやミズナラなど昔からこの辺りの山々に多く生えている木です。伐採(ばっさい)などで失われてしまったかつての森林を取り戻そうというのです。こうした木々は秋になると葉を落とします。落ち葉はやがて分解され栄養分の豊かな土になります。そして、山に雨が降ると土に含まれる栄養分が水と一緒に海まで運ばれます。その栄養分を取り入れ植物プランクトンが増えていきます。それを食べてカキが育っていくのです。

つながる海と山
魚や貝が育つ豊かな海とそこにつながる山の豊かさの関係を見ます。
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